Archives > Essay(2003.3-2004.7)
一生に一度お目にかかりたいものがある.「みのむしうさぎ」である.どうやら,東南アジアの方に生息しているらしい.白いふわふわの短い毛に,くりっとした目.ふさふさした細長い尻尾.褐色がかったブチのあるものもいるそうだ.体長は約7cm,手のひらにのるサイズだそうなので,もしかしたら「みのむしうさぎ」は俗名で,ウサギではなく,フクロネズミの一種なのかもしれない.生物学に疎いので,学名や詳しい生態は知らない.
夜行性で,昼間は,その名の通り,木の枝や葉で作った「みの」の中で眠っているという.月明かりの日には,這い出してきて,木の葉を食べる.行動半径は狭く,少しの食糧で少しだけ動く.結構,長寿命だそうだ.エネルギー効率がよいのかもしれない.ウサギ界のナマケモノといったところか.性格は非常に温厚.滅多に鳴かないらしく,鳴き声を聞いた人はいないそうだ.
みのむしというからには,みのを編み上げる技術があるはずだし,木から吊るすための糸のようなものを分泌できるはずだ.だが,国安に言わせれば,いくら小さいからといって,体長7cmもある小動物を吊り下げるだけの糸は考えられないのではないか,とのことだ.そう言われてみればそうである.ということは,木の枝に枯葉や木の枝をくみ上げて,その中で生活しているのかもしれない.
わたしが「みのむしうさぎ」に惹かれる理由は,二つある.ひとつは,わたしの前歯がげっ歯類のようであり,しかもキャベツと人参が大好きで,ウサギに親近感を覚えるからである.もうひとつは,少しの食糧で少し動いて長寿を全うし,温厚で争わないという生き方に,好感を持つからである.
今回,サイトの構成を少しずつ変えようとしているのだが,これを機に,「みのむしうさぎ」をPROJECT KySSの新しいイメージキャラクタにしようと思い
(参照),トップページに使ってみた.昔のキャラクタ「しばもちくん」は,柴の葉をふとんにして,居眠りばかりしていたので,よく考えて見れば,考えてみなくても,同じ「のんき」「平和」というキーワードを持つキャラクタではある.
この「みのむしうさぎ」なかなかユニークな形に描けたので,キャラクタを登録しておこうかなと思っている.用紙での商標登録は何回か経験があるが,電子出願は経験がないので,この機会に調べてみたい.キャラクタビジネスを始めたい企業から連絡が来たら,みのむしうさぎも,みのから顔を出すかもしれない.