
私たち自身,社会システム,人間の行動の,何割かは,XMLのツリーモデルを使って表現することができる。
しかし,XMLでは,常に階層構造があり,各ノードは,同時には,親子兄弟関係であり且つフラットな関係では存在しない。
よって,表現には,グループ分けにより階層化する方法と,特定ノードにプロパティを追加する方法の2種類があり,両者を同時に満たすことはできない。そのため,プログラミングにあたっては,処理目的別のスキーマ定義が必要となる。
RDB,ネイティブXMLデータベース(含SQL Server 2005のXML列)でも同様で,処理目的別のテーブル定義もしくはスキーマ定義が必要となる。
私たち自身,社会システム,人間の行動の,大部分を表現できるような媒体は,特定のデータ形式である。
その「特定のデータ形式」とは,「XMLを越えたXML」,「Para-XML」である。
「パラXML」が定義できれば,それは,どのような変更にも柔軟に対応できる,XMLを越えるデータ形式となる。
「Para-XML」は,多階層ではなく,ルートノードと要素のみのモデルで表現される。
XMLは2次元にマッピングできるが,「Para-XML」はn次元の軸を持つ。
原点にルートノードがあり,要素ノードがn次元の軸上に存在する。
要素ノードの箇所で,n次元の軸をツリーの枝として手折ると, n次元の多面体モデルで表現されるようになる。
多面体モデルでは,ルートノードは要素ノードに対して階層構造を持つ。さらに,要素ノードは,別のツリーのルートノードとなることができ,深い階層構造が可能になる。
ただし,ルートノードは随時変化する。要素ノードは,ルートノードになりうる。そのため,各々のノードは,一切の包含関係を持たず,相互にプロパティであり,相対パラメータとしての関係を持つこともできる。
パーサは,多面体の内側からの走査と,外側からの走査を行う。
ルートノードと要素ノードで表現されるツリーのグループは,触れ合う原子のふるまいと同様の動きをする(2006-7-23)。